結婚式を挙げたいけどお金がない…
そんなカップルも多いと思います。
「格安結婚式」の広告もよく見かけるようになりましたが、
・サービス面やクオリティ面が心配
・ドレスなどの選択肢が少なそう
・参列者に「安さ」がバレそう
・結局高いんじゃないの?
という不安があって、なかなか踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、実際に「スマ婚」で結婚式を挙げた筆者が、
・ウェディング業界の4つのタイプ
・スマ婚の特徴
を、「なぜ結婚式の費用は高いのか?」という疑問に答えながらお伝えします。
ウェディング業界の4つのタイプ
これはスマ婚に初めて行ったときに説明されたことなのですが、ウェディング業界には4つのタイプがあるそうです。
そして、それぞれ長所や短所があります。
筆者はスマ婚でしか話を聞いていないため、一部偏った情報になるかもしれませんが、ご紹介します。
直営型
自分が式を挙げたいと思うホテルや結婚式場、神社などに行って、直接ウェディングプランナーさんと話をし、契約するやり方です。
長所
・自分のイメージ通りの結婚式を挙げやすい
短所
・1つ1つ会場を回るので、探すのが大変
こんな人におすすめ!
「どうしてもここで挙げたい!」という会場の希望があれば、一番早い方法でしょう。
紹介型・混合型
紹介型
いわゆる「ゼクシィ」や「ハナユメ」など、お客さんに会場を紹介するタイプの仲介会社です。この会社は自社で会場を持っていません。
混合型
「紹介型」のように紹介もしますが、自社会場も持っています。
以上2つはあまり大きな差はなさそうです。紹介してもらう場合は、契約は「ゼクシィ」などとではなく会場と結ぶことになり、その後は会場のプランナーさんとやりとりすることになります。
長所
・いろいろな会場を比較検討しながら探すのが簡単
短所
・選択肢がありすぎて逆に選べない
こんな人におすすめ
いろいろな会場から自分たちのイメージ通りの式を挙げられる場所を探したい、という希望があればピッタリでしょう。
プロデュース型
結婚式のプロデュース会社は、普段結婚式を行っているホテルや式場などと提携し、会場を借りて、結婚式や披露宴を行うまでをプロデュースする会社です。
契約はホテルや式場ではなくプロデュース会社と行い、打ち合わせもプロデュース会社の人と行います(当日は会場の人もアテンドに入ります)。
「スマ婚」はこれに当てはまります。
長所
・会場探しから式当日まで一貫して同じ会社が担当する
・打ち合わせの数が少ない
短所
・会場の選択肢、日程の選択肢が少ない
こんな人におすすめ
会場にこだわりはないので、とにかく安く済ませたい、というカップルにおすすめです。
結婚式の費用はなぜ高い?
つぎに、
- 「直営型」「紹介型・混合型」
- 「プロデュース型(スマ婚)」
この2つの大きな違いを「費用」と「選択肢」の面から紹介します。
これを読めば、「なぜ結婚式の費用は高いのか」という疑問も解消します。
スマ婚は費用が安い
「格安」で結婚式を挙げられる、とうたうだけあって、スマ婚で結婚式を挙げれば費用は安く抑えられると思います。
そもそも、なぜ「直営型」などの会場と直接契約する場合の結婚式費用が高いかというと、結婚式を挙げるためのホテルや結婚式場を建てた会社は、その建設費を回収しなければならず、それを結婚式費用に上乗せして請求するからです。
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初めの見積もりは100万円程度でも、それで挙げられるのは最低限のシンプルな式となっています。そして、打ち合わせを重ねるたび、会場のプランナーさんは一生懸命会場の建設費を回収しようと、ドレスや小物、お花などのランクアップを提案してくるそうです。
また、ペーパーアイテム(招待状など)や引出物も、会場の提携会社で頼まなければなりません。同じ品物がデパートでもっと安く売られているから、と自分で手配する場合、「持ち込み料」がとられることも。
結果的に、最終見積もりは350万円程度になるといわれています。
しかも、この事実がひろく知れ渡り、みんなが「結婚式の見積もりは増えるもの」「300万円くらいはかかるもの」と思っているので、あまり疑問も抱かれずなんとなくそれが相場となっているのだとか。
一方、スマ婚は提携会場を使用料を払って「借りる」だけです。
イメージとしては、公民館やグラウンドを借りるような感じでしょうか。会場の建設費の回収は必要ないので、無駄なランクアップの提案は一切ありません。初回の見積もりから、これ以上なんにも必要ないと思えば、その通りの値段で結婚式を行えます。
ただ、スマ婚も初回見積もりは最低限です。ランクアップの提案はされませんが、やっぱりこだわりたいと思えば30万~50万程度の増額はあると思います。
しかし、「持ち込み料」は一切かかりません。ペーパーアイテムも引出物もドレスも小物もなんでも無料で持ち込み自由です(ただし生花を除く。造花なら持ち込みOK)。
この辺はかなり費用を抑えることができる部分ですので、持ち込み料無料は大きな魅力といえるでしょう。もちろん、一つ一つ自分で探すのは大変という場合はスマ婚を通して頼むこともできます。
スマ婚は会場・日程の選択肢が少ない
先ほど言ったとおり、スマ婚は提携している会場を「使用料を払って借りる」スタイルです。つまり、会場には使用料以外のお金は一切入りません。
でも、会場は普段から自社でも結婚式のお客さんを集めたり、ゼクシィなどに頼んでお客さんを紹介してもらったりしています。会場からしたら、そういう「直接契約して会場の建設費を負担してくれる」お客さんのほうが欲しいですよね。
ということは、そもそも自社ですべての日程を埋められるような人気の会場は、スマ婚と提携していないということです。
また、スマ婚と提携している会場でも、人気のシーズンや大安の土日祝日は自社で契約できる可能性が高いので、スマ婚のお客さんに会場を使わせたくはないでしょう。
つまり、例えば高級ホテルや海の見える結婚式場など、「絶対にあこがれの会場で挙げたい」という会場の希望があったり、「絶対に大安の土日祝日がいい」という日取りのこだわりがある場合は、スマ婚で希望通りの式を挙げられる可能性は低い、ということになります。
「どんな結婚式を挙げたいか」が大切
以上のように、会場や日程にこだわりがなく安く抑えたいならスマ婚で結婚式を挙げるというのも一つの選択肢です。
大切なのは「どんな結婚式を挙げたいか」ということです。
・たくさんの人を呼んで、いいホテルで豪華な結婚式を挙げたい
・家族や友達だけを呼んで、アットホームな式にしたい
・遠方からのゲストが多いから、駅チカの宿泊も可能なホテル、土曜日はゆずれない
・ぺーパーアイテムやプチギフトなど、とことんこだわりたい
・とにかく時間がないから、全部会場お任せにしたい
などなど、「絶対にゆずれないもの」を念頭に置いて、ウェディング会社や会場を選ぶといいのではないでしょうか。